銀行カードローンの過剰融資問題が起こったわけ

大手の新聞などでも取り上げられ、テレビのニュースでも大きな話題になっていますから、銀行カードローンの過剰融資問題は第二の多重債務者問題としてさらに社会問題化する可能性もあります。では、銀行カードローンは審査が厳しいと言われてきたものがどうして過剰融資問題に発展するようになったのでしょうか。大きく分けると2つの理由が考えられます。

一つは銀行の貸出金利が低くなる一方であったために、銀行の収益悪化をカードローンの融資を増やして補おうとしたからです。政府や日銀のゼロ金利政策の継続によって、貸出金利が低くなり、その結果で銀行の利益が少なくなってきました。しかし、銀行カードローンでは金利は数倍以上であるので、まさに金の卵として銀行がカードローンの融資拡大を初めたのです。その結果で過剰融資になっていきました。

もう一つは2010年の貸金業法の改正によって消費者金融では総量規制が導入されたことによって、消費者金融の貸出に大きな規制がかかったことでしょう。一方の銀行は総量規制対象外ですから、貸し放題の状態になっていったことが考えられます。銀行も目の前の人参のような儲けには目がくらんでしまったということでしょう。